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屋根は、直接雨や紫外線の影響を受ける過酷な環境下にあるため、外壁よりもより痛みが激しくなりやすい箇所でもあります。 塗替えるにあたっては、まずご自宅の屋根材の種類や状態を知っておく事が大切です。 ここでは屋根材と屋根塗料の種類、工法などを紹介します。 |
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屋根塗料の種類
一昔前は、アクリル塗料が一般的でしたが、近年では、以下の3種類が多く使用されています。 また、この3種類から、水性、弱溶剤、2液型弱溶剤になどに分けられます。

屋根は、直接雨や紫外線の影響を受ける過酷な環境下にあるため、外壁と同じグレードの塗料を使用したとしても、劣化の進行は早くなります。外壁と一緒に塗り替える場合は、外壁の塗料よりも高めのグレードを選ぶ方が良いでしょう。
遮熱系塗料
外壁の遮熱塗料同様、塗るだけで遮熱効果が得られ、冷暖房などの光熱費削減に繋がります。 屋根の遮熱塗装は、本来のシリコンやフッ素と比べ、費用対効果にすぐれていると言えますので、ますます一般化される事は間違いないでしょう
屋根材の種類と塗替え工程
スレート瓦
「カラーベスト」や「コロニアル」で良く知られている、化粧石綿スレートや、現在では、石綿を使用していない人工繊維や天然繊維を使用した化粧スレートなど、軽量で比較的安価な屋根材です。
近年までアスベストが使用されており、老朽化により素地が剥き出しになると、アスベストが飛散する可能性もあるのではないかと心配されていますが、塗替えにより未然に防ぐ事ができます。
| 製造メーカー | 商品名 | アスベスト使用年 |
|---|---|---|
| クボタ | カラーベスト | 平成13まで製造 |
| 松下電工 | コロニアル | 平成15まで製造 |
(現在アスベストは使用されていません。)
塗替え時は、ローラーなどでの塗装後、瓦と瓦が塗料により密着してしまう事があります。
この場合、瓦裏の湿気の通気が出来なくなる他、目地から進入した雨水を逃がせなくなり、屋根の下地を痛める要因となります。
こういった状態を防ぐために、塗り替えた後、塗料で密着した瓦と瓦を切り離す「延切り」と言う作業を行います。
「延切り」は、カッターや、工具で行なうため、塗膜を痛めるおそれがありますが、延切り部材を使用する事で、より適切な隙間を確保する事ができます。
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スレート瓦 |
延切り |
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| 工程 | おもな使用塗料の一例 | 工法 |
|---|---|---|
| 素地調整 | 表面の塵、コケ、汚れ等を、高圧洗浄やワイヤーブラシで除去。 | |
| 下塗り塗装 | エポキシ系ウレタン系など。
素地への吸い込みがある場合は、濡れ色を目安に増し塗りが必要。 |
吹き付け 刷毛 ローラー |
| 中塗り、上塗り塗装 | 水性塗料(アクリル、シリコン、フッ素) 1液形弱溶剤(ウレタン、シリコン) 2液形弱溶剤(ウレタン、シリコン、フッ素) |
吹き付け 刷毛 ローラー |
セメント瓦
乾式コンクリート瓦(モニエル瓦、スカンジア瓦、クボタ洋瓦)、プレスセメント瓦に分けられますが、セメント系瓦は、年数がたつと色落ちや劣化が激しくなるため、塗替えが必要です。

乾式瓦は、経年が進むと着色セメントの層(スラリー層)が激しく劣化してきます。
以前はこれらの上から塗替える事で、剥がれなどの問題があり塗替えが困難でしたが、専用下塗り材が出来てからは安心して塗り替える事ができます。
塗替えの際は、スラリー層を高圧洗浄などで出来る限り除去する必要があります。
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乾式コンクリート瓦 |
セメント瓦 |
| 工程 | おもな使用塗料の一例 | 工法 |
|---|---|---|
| 素地調整 | 表面の塵、コケ、汚れ等を、高圧洗浄やワイヤーブラシで除去。 | |
| 下塗り塗装 | 水性専用シーラー エポキシ系ウレタン系など。 素地への吸い込みがある場合は、増し塗りが必要。 |
吹き付け 刷毛 ローラー |
| 中塗り、上塗り塗装 | 水性塗料(アクリル、シリコン) 1液形弱溶剤(ウレタン、シリコン) 2液形弱溶剤(ウレタン、シリコン) |
吹き付け 刷毛 ローラー |
金属系屋根材
錆びた瓦棒屋根
金属系の屋根材は一般的には表面に塗装を施したカラートタンがよく使用されてきましたが、錆びやすいという欠点があり、かならず塗替えのメンテナンスが必要です。
また、耐久性の高い非金属製屋根材として、ステンレス板、アルミニウム合金板、ガルバリウム鋼板などがありますが、塗替えは可能ですが、よほどの表面劣化がない限り、あまり塗替えの必要はありません。
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一文字葺き |
瓦棒葺き |
| 工程 | おもな使用塗料の一例 | 工法 |
|---|---|---|
| 素地調整 | 膨れや、浮きが生じている劣化塗膜を除去。 サビを、電動工具や、サンドペーパー、その他研磨材を用いて除去し、清掃する。 |
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| 下塗り塗装 | 油性系 1液形エポキシ系 2液形エポキシ系など。 |
吹き付け 刷毛 ローラー |
| 中塗り、上塗り塗装 | 油生系 1液形弱溶剤(アクリル、ウレタン、シリコン) 2液形弱溶剤(ウレタン、シリコン) |
吹き付け 刷毛 ローラー |
シングル系屋根材
グラスファイバー繊維などの基材にアスファルト成分を覆い、表面に鉱物粒を付着させた、アメリカでもっとも普及している屋根材です。
防水性、耐久性にもすぐれ、複雑な屋根にも施工しやすいのが特徴です。
アスファルトシングル屋根の塗替えは、素材がアスファルトのため、溶剤系の塗料は使用できず、水性専用下塗り材を塗布した後、アクリルシリコン樹脂系で上塗りするのが一般的です。
塗装作業後、スレート屋根同様、「延切り」が必要となります。
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アスファルトシングル屋根 |
シングル屋根 |
| 工程 | おもな使用塗料の一例 | 工法 |
|---|---|---|
| 素地調整 | 表面の塵、コケ、汚れ等を、高圧洗浄やブラシで除去。 | |
| 下塗り塗装 | 水性専用下塗り材 | 吹き付け 刷毛 ローラー |
| 中塗り、上塗り塗装 | 水性塗料(シリコン、フッ素) | 吹き付け 刷毛 ローラー |
粘土瓦
日本古来からの屋根材と言えば粘土瓦があります。
釉薬瓦、無釉薬瓦、いぶし瓦、塩焼き瓦などがありますが、これらはいずれも耐久性にすれており、塗装職人の間でも、あまり塗替えるといった意識は薄いと言えるでしょう。
しかし一部で、陶器瓦やいぶし瓦などの専用塗料を製造しているメーカーもあり、塗替え可能となっています。
塗替えをご希望の場合は、業者さんによく相談して見る事をお勧めします。
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和型陶器瓦 |
いぶし瓦 |
| 工程 | おもな使用塗料の一例 | 工法 |
|---|---|---|
| 素地調整 | 表面の塵、コケ、汚れ等を、高圧洗浄やブラシで除去。 差し替えされた新しい瓦はマジックロンやワイヤーブラシで十分、表面の脆弱な銀箔を除去する。 |
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| 仕上げ塗装2回塗り | いぶし瓦専用塗料(2液型アクリルシリコン) | 吹き付け 刷毛 ローラー |



















